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青森県高校受験ニュース #007 総合型選抜・学校推薦型選抜はどう変わる? ~大学入試の最新動向を解説~ by KATEKYO学院青森観光通り校

青森県高校受験ニュース #007

総合型選抜・学校推薦型選抜はどう変わる?

~大学入試の最新動向を解説~

by KATEKYO学院青森観光通り校


「年内入試」が変わってきています

大学入試では近年、総合型選抜学校推薦型選抜を利用して大学へ進学する生徒が増えています。

「推薦入試」と聞くと、

「成績が良ければ合格できる入試」

というイメージを持っている方もいるかもしれません。

しかし、現在の大学入試では、単に高校の成績だけを見るのではなく、

  • 学習してきたこと
  • 思考力・判断力・表現力
  • 志望理由
  • 大学で学びたいこと
  • 高校時代の活動
  • 面接やプレゼンテーション

などを多面的に評価する入試へと変化しています。

そして2027年度入試からは、総合型選抜・学校推薦型選抜について、さらに重要な変更があります。


そもそも「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」とは?

まず、それぞれの違いを簡単に確認しておきましょう。

総合型選抜

大学が求める学生像と受験生の適性や意欲などを、多面的・総合的に評価する入試です。

書類審査、面接、小論文、プレゼンテーションなど、大学・学部ごとにさまざまな方法が用いられます。

学校推薦型選抜

高校長の推薦をもとに出願し、調査書や推薦書などを活用しながら、大学で学ぶために必要な力を評価する入試です。

国公立大学でも多くの大学・学部が実施しており、文部科学省の令和8年度資料では、国公立全体で総合型選抜を実施する大学は161大学、学校推薦型選抜は173大学となっています。


2027年度入試から何が変わる?

今回、特に注目したいのがここです。

文部科学省が公表した令和9年度(2027年度)大学入学者選抜実施要項では、学校推薦型選抜について、志望分野への意欲や適性などを評価するため、面接による評価を必ず行うことが示されました。

ここでいう「面接」には、

  • 個人面接
  • ディベート
  • 集団討論
  • プレゼンテーション
  • 口頭試問

なども含まれます。

ただし、すべての学校推薦型選抜が一律に同じ形になるわけではありません。非公募型の学校推薦型選抜の一部などについては例外が認められています。また、すでに実施している選抜区分で2027年度からの導入が難しい場合は、遅くとも2029年度入試までに面接を導入するとされています。


「推薦=勉強しなくてもいい」ではありません

今回の変更で、ぜひ中学生の皆さんに知っておいてほしいことがあります。

それは、

推薦入試を考えている人ほど、普段の勉強が大切になる

ということです。

2027年度の実施要項では、学校推薦型選抜について、調査書や推薦書などの書類だけではなく、複数の評価方法のうち少なくとも一つを必ず活用し、大学教育を受けるために必要な知識・技能や思考力・判断力・表現力なども適切に評価することが示されています。

つまり、

「推薦だから学力試験は関係ない」

とは考えない方がよいでしょう。


「高校3年間」が今まで以上に重要になる

総合型選抜や学校推薦型選抜では、入試直前だけ頑張るのではなく、高校生活そのものが入試につながっていく可能性があります。

例えば、

  • 日々の授業
  • 定期テスト
  • 探究活動
  • 部活動
  • 資格取得
  • ボランティア
  • 生徒会活動
  • 大学で学びたいことに関する活動

などです。

もちろん、すべての活動をしていれば有利になるということではありません。

大切なのは、

「自分は高校で何を学び、何を経験したのか」

を自分の言葉で説明できることです。


「探究学習」が大学入試でも重要になる?

ここで、これまでの「青森県高校受験ニュース」ともつながってきます。

これまでの記事で、

#005「探究科とは?」

を紹介しました。

探究学習では、

「なぜこの問題が起きているのか?」

「どうすれば解決できるのか?」

を自分で考え、調べ、発表します。

こうした経験は、総合型選抜や学校推薦型選抜で求められる思考力・判断力・表現力とも関係しています。

そのため、今後の高校選びでは、

「大学受験に向けてどのような探究活動ができる高校なのか」

という視点も重要になってくるでしょう。


国公立大学でも「年内入試」は広がっています

総合型選抜・学校推薦型選抜は、私立大学だけのものではありません。

文部科学省の令和8年度資料を見ると、国公立大学でも総合型選抜を実施する大学・学部が多く、学校推薦型選抜については国公立全体で173大学が実施しています。

また、国公立大学の募集人員を見ると、令和8年度は総合型選抜が7.7%、学校推薦型選抜が**17.6%**を占めています。合計すると約4分の1にあたります。

これは、

「大学受験=一般選抜だけ」

ではなくなっていることを示す一つのデータと言えるでしょう。


中学生のうちから意識しておきたいこと

「大学受験はまだ先」と思う中学生も多いでしょう。

もちろん、今から大学入試の細かい制度を覚える必要はありません。

しかし、

① 授業を大切にする

高校に入ってからの学習成績は、推薦型選抜を考えるうえでも重要になります。

② 「なぜ?」を大切にする

ただ答えを覚えるのではなく、「なぜそうなるのか」を考える習慣を身につけましょう。

③ 興味のあることを見つける

高校に入ったら、自分が興味を持てるテーマを見つけて、深く調べてみましょう。

④ 自分の考えを伝える

面接やプレゼンテーションでは、「正しい答え」だけではなく、自分の考えを相手に伝える力が重要になります。


高校選びの基準も変わっていく?

これから高校を選ぶ中学生・保護者の皆さんには、

「大学合格実績」だけではなく、「高校で何ができるのか」

にも注目してほしいと思います。

例えば、

  • 探究活動は盛んなのか
  • 大学や企業との連携はあるのか
  • 自分の興味に合った授業があるのか
  • 資格取得をサポートしているか
  • 総合型選抜・学校推薦型選抜への進路指導はどうなっているか

などです。

これからの高校選びでは、

「どこに合格するか」だけでなく、「高校3年間で何をするか」

という視点がますます重要になっていくでしょう。


KATEKYO学院青森観光通り校より

大学入試は、少しずつ変化しています。

総合型選抜や学校推薦型選抜が広がる一方で、

「推薦だから勉強しなくてもいい」

という時代ではありません。

むしろ、

普段の学習+探究活動+自分の考えを伝える力

をバランスよく身につけることが重要になっています。

そして、その準備は高校に入ってから始まります。

だからこそ、中学生の皆さんには、

「高校に合格するため」だけではなく、「高校の3年間で何を学ぶのか」

という視点で高校を選んでほしいと思います。

KATEKYO学院青森観光通り校では、今後も大学入試制度の変更や青森県内の高校改革について、受験生・保護者の皆さまに分かりやすくお伝えしていきます。


まとめ

今回のポイントをまとめると、

① 総合型選抜・学校推薦型選抜は重要性が高まっている

② 2027年度入試から学校推薦型選抜では面接等による評価が原則必須に

③ 書類だけではなく、知識・技能や思考力・判断力・表現力も評価される

④ 高校3年間の学習や活動がより重要になる

⑤ 「推薦だから勉強しなくていい」という考え方は危険

ということです。

大学入試はこれからも変化していきます。

「青森県高校受験ニュース」では、今後も最新情報を確認しながら、受験生の皆さんに役立つ情報を発信していきます。

 

 

 

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