カテキヨースタッフより！

2022年11月9日

シリーズ"中３・高１から知っておきたい大學入試！"⑱（KATEKYO学院青森古川校）

HPをリニューアルいたしましたが、
新しいHPにも引き継いでおきたい、
是非皆さんに読んでいただきたい、
ということで過去の記事を再掲載することに致しました。
シリーズ
"中３・高１から知っておきたい大學入試！"
2022年の4/7（木）からの連載記事だった為、時期がずれていますが、
来年の春の予習ということでお読みください。


新高１年生と、来年高校生になる中３生の皆さんに、
是非今から知っておいてもらいたい"大学入試"について、
シリーズ連載中のKATEKYO学院青森古川校です。

第１８回目のテーマは、

"志望理由書を見てみよう！"

志望理由書は、活動報告書とともに、主として学校推薦・総合型選抜で受験する大学に提出する書類です。活動報告書が基本的に過去＝高校での活動について語るものであるのに対し、志望理由書は未来＝大学での活動への期待や予定を表明するものです。２つの書類は表裏一体であり、しっかりと連動したものにしなくてはなりません。２枚のシートで、高校から大学へとつながる自分自身のストーリーを大学に伝え、それに基づいて面接が行われます。


"「大学を知る」ことが準備の第１段階"

志望理由書の作成は、まずは大学について正確に把握することから始めます。自分が大学で学びたいことを語るには、大学の考え方や学部の構成をしっていなければならないのは当然でしょう。そのためには、
①アドミッションポリシーをしっかり読み込みます。大学が求めている入学者のイメージを掴み、自分の中で合致している要素を考えます。
②受験する学部の教育システムなど、入学した際にどんな学びが待っているのかを調べて理解します。
③オープンキャンパスで、実際の雰囲気を確かめ、更に詳しい説明を聞きます。
これで準備は完了です。


"自分の意志から出発する"

志望理由は、「自分のやりたいこと」→「この大学で学ぶ理由」という流れで説明することになります。「自分のやりたいこと」は、活動報告書の記載内容を志望理由につなげる役割を果たします。この説明には、過去の経緯が含まれることになりますが、すでに活動報告書で述べていることと重複する場合は簡潔にまとめます。


"この大学・学部で学ぶ理由を示す"

志望理由について、例えば経済学部はたくさんの大学が設置していますが、その中からこの大学の経済学部を選ぶ理由、を述べます。ここで準備②が必要となります。完全に理解しておいた「大学の学びの内容」の中から少なくとも１つを挙げて、「この学科で〇〇を学びたい」というように具体的に述べます。ただし、研究計画を求められている場合などを除いて、詳細な書き込みは不要です。書面では面接の話題となるポイントを提示しておけばよく、詳しい説明をするのは、面接のときの課題となります。


"成長後の将来像で締めくくる"

志望大学での４年間の学びの成果としての自分自身んも将来像や、社会での活動のヴィジョンで締めくくります。ここでは、自分自身の言葉とともに、①のアドミッションポリシーの内容に連なる要素をとりいれるようにします。


"本気をいかに伝えるか"

志望理由書は「入学したい」という気持ちを説明する文書です。総合型選抜では、１次で書類審査を行うことが多いので、客観的な数値や批評とともに、文章によって「本気」を相手に伝えることが大切になります。といっても、強い言葉を使ったり、アドミッションポリシーをなぞったりすればいいというものではありません。大学について深く理解した上で、まず自らが志望動機を明確に意識し、文章では自分のスタイルをしっかり出していくようにしましょう。


"合否に直結する志望理由書"

総合型選抜では出願時に提出する自筆書類がとても重要です。特に志望理由書は、比重の重い文書とお考え下さい。なぜかというと、１次は書類審査となる大学・学部が少なくないからです。出願基準をクリアしている受験生の間での競争となるため、客観的な数値や指標では差はつきにくく、志望理由書の評価が大きく影響すると考えなければなりません。そして、２次で行われる面接は、活動報告書や志望理由書の内容をめぐるやり取りとなります。この書類を作りこむ段階で、面接に対応できる備えができている受験生が高い評価を得るであろうことは容易に想像がつきます。そういう覚悟で志望理由書を用意しましょう。

※大学によっては、総合型選抜出願の必須事項として、オープンキャンパスに参加したことの証明が求められることがあります。参加した際に受け取ったシールを添付することがありますので、あらかじめ確認しておく必要があります。



次回、"希望の進路を実現する、高校生活の送り方"についてお伝えいたします。



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