カテキヨースタッフより！

2022年11月14日

各高校の「求める生徒像・選抜方法」について　第4回「青森北高校（普通科）」

2022.08.19
皆さん こんにちは。
KATEKYO青森です。
各高校の求める生徒像・選抜方法を見ていきましょう。
第4回は 青森北高校（普通科） です。

青森北高校（普通科）

求める生徒像は
本校では、「自治」・「協和」・「日進」の校訓のもとに、文武両道を中核として、社会の発展に寄与し得る、実践力に富む、個性豊かな人間の育成を目指しています。さらに、スポーツに関する幅広い知識を有し、個々の競技種目においては卓越した力を発揮できるエキスパート・スペシャリストの育成を目指しています。そこで、基本的生活習慣が身に付いており、本校入学に強い意志を持ち、それぞれ下記の要件を満たす生徒を求めています。（「下記の要件」は上部リンクより確認してください）
とあります（太字はスポーツ科のみ追加されている文章です）。

スポーツに力を入れている北高校らしい「文武両道」の文言が入っているのが特徴です。それは選抜方法にも表れておりますので、早速見ていきましょう！

入試の選抜に関しては
志望する学科を第2希望まで書くことが出来ます。
（例　第1志望：普通科　第2志望：スポーツ科学科）
まず初めに第1志望の学科にて2度の判定がされます。不合格かつ第2志望の学科が定員割れだった場合、第2志望の学科で合否の判定を行います。

過去5年で見ると2018年、2020年は普通科、スポ科ともに定員オーバーで第2志望判定は行われず、2021年、2022年は普通科、スポ科ともに定員割れを起こしており、実際に第2志望判定が行われたのは2019年のみとなります。中々第2志望判定が行われることはありませんが、どうしても北高校を志望される場合は、第2希望まで書くようにしましょう。

普通科（枠：160名）の選抜は
まず「一般選抜」方法により判定し、上位90％(144人)が合格し、残り10％(16人)を「特色化選抜」で判定し、定員の上位10％が合格します。以上の２回の判定を行い、定員に達しない場合はスポーツ科学科で不合格となった生徒から合格者を出し、それでも足りない場合は再募集が行われることとなります。それぞれの判定方法はリンクを見てください。

一般選抜においては
学力検査（500）　調査書の評定（135）　の合計500点と135点の結果で、3つの群に分けられます。
Ⅰ群・・・学力検査と評定の順位が共に一般選抜人員の90％以内であるもの
Ⅱ群・・・学力検査と評定の順位のどちらか１つが一般人員の90％以内であるもの
Ⅲ群・・・学力検査と評定の順位の両方が一般人員の90％にないもの
※学力検査と調査書を加算した点数で比較するのではないので注意が必要。
選抜にあたっては、調査書の記載内容と面接結果を考慮しながら、求める生徒像に照らして総合的に判断する。

とあり、9割（144名）の合格者が、学力テストの結果と評定（学校の各教科の５段階評価）、面接の結果で決定します。

特色化選抜においては
学力検査（500）　調査書の評定（220）　の合計720点で判定を行います。
特に調査書に関しては
教科の評定（135）、特別活動（20）、及び部活動（65）
となっており、「一般選抜」では点数化されない特別活動（生徒会長20点、生徒会委員長10点、学級会長10点）と部活動等（全国大会入賞65点、全国大会出場60点、東北大会入賞50点、東北大会出場40点、県大会入賞30点、県大会出場20点）が加算されます。他の高校と異なり、点数まで明示されているのが特徴です。生徒会長で全国大会入賞をした場合は、なんと85点も下駄をはいた状態で判定されることになりますので、学力検査の差をひっくり返すことも可能となります。

青森北高校は、普通科とスポーツ科学科ともに一般選抜は他の高校と変わらないですが、特色化選抜においては部活動等での成績をとても重視していることが分かりました。特にスポ科においては学力テスト(500)と評定(135）以外にも365点の加算があります。運動が得意な子、結果を残している子、には特にチャンスがあります。

テストの点数については6割の点数は確保したいところです。また、スポ科においては加点の振れ幅が大きいので難しい所ですが、5割以上は取れるようにしておきましょう。

今回は青森北高校について見ていきました。
次回、青森西高校について深く掘り下げて行く予定です。


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