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カテキヨースタッフより!

2024年7月21日

【大学受験】論理的思考のヒント#1【現代文】


皆様こんにちは、青森浪打校教務主任の直井です。

KATEKYO青森のホームページでは
県内のスタッフが毎日代わる代わるちょっとした記事を書いています。

今日は私直井が担当している記事を紹介します。

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(前回はこちら



さていよいよ今回から、論理的思考の入口となる考え方、モノの見方
見ていこう。



近代以降、私たち人間は科学技術のめまぐるしい進歩の恩恵を享受している。
その科学技術の発展には「合理主義」という考え方がベースにあり、その思考の礎を築いたのがフランスの哲学者、ルネ・デカルトだ。


デカルトの著書に「方法序説」というものがある。
「我思う、故に我在り」という言葉はあまりにも有名だ。
この書は厚さの割に数多の金言があるので、ぜひ機会があれば読んでみてほしい。

今日はその中から、「分析と総合」という思考法を紹介する。



「三角形の内角の和は180度」という事実は、
私たちは小学年生のときに習った事実で、図形的証明によって明らかである。

このことを学んだ好奇心旺盛な小学生は次のようなことを考える。

「じゃあ四角形の内角の和は何度なんだろう?」

これをもちろん知識として「四角形の内角の和は360度」と覚えてもいいが、
少し賢い小学生は、四角形に補助線を引き、2つの三角形に分割する。
そして、「三角形が2つだから、180×2で360度なんだ」と結論づける。

この作業は、五角形、六角形、、、と増やしていっても対応可能で、
やがて「N角形の内角の和は180(N-2)度」と一般化できてしまう。



こういう思考法が、デカルトの「分析と総合」の1例だ。つまり、

・三角形の内角の和は180度である。
・N角形には1つの頂点から対角線を(N-2)本引くことができる。
・その結果、N角形には三角形が(N-2)個含まれていることがわかる。

「分析」を重ね、

これらを「総合」して「N角形の内角の和」の定理を導くのだ。

デカルトの提示した「分析と総合」という思考の枠組みの中で、近代科学は発展していく。
ニュートンはニュートン力学を体系化し、物理学の基礎を築いていったのだ。



我々が論理的文章を読み解いていくとき、段落ごとに「分析」をしていく。
もっと言えば、「文」「文節」「単語」にまで分解をして「分析」をすることがあるだろう。
そこから得られた知見を「総合」して筆者の論理をつかんでいく。


現代文を闘うキミはきちんと「分析」ができているか?
そしてそれだけでなく最後に「総合」しているだろうか?

「分析と総合」という思考は合理性を読み解く重要な考え方で、この発想がキミの読解を助けてくれるはずだ。


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このように、現代文を解くのはセンスではなく、論理的思考が求められている、と
気付くことが重要です。

「国語、高校受験の時から苦手だったんだよね…」と不安に感じている方。
KATEKYO学院には、あなたの文章読解の苦手ポイントを見つけ出し、あなたのペースに寄り添って志望校合格まで能力を引き上げてくれるプロ講師が揃っています。



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