2022年11月22日
今回のテーマは「実力テスト・高校入試対策法」です。
多くの生徒さんが、「定期テストの方はまぁまぁだけど、実力テストがあんまり点数取れない」
と言います。
これは定期試験は範囲が限定されていたり、学校の先生が出るところを教えてくれるため対策しやすいのに対し、
実力テストの対策にはまだ慣れていないからと言えます。
そこで、今回は実力テスト対策法をご紹介します。
いろいろな方法が提唱されていますが、私は「学校ワークを活用すること!」をオススメします。
実力テストの対策は、新しい教材を買わなければならないんじゃないか?
と思う人もいるかもしれませんが、
学校で配布されるワークは教科書の流れに沿って作られており、
受験に必要な重要用語や公式など基本がたくさん詰まっているため、
秀逸な教材の一つであると私は考えます。
実力テストや本番の県立高校入試は教科書に沿って作られているため、
これを使わない手はありません。
「実力テストの問題は全部難しい、応用問題に手を付けないと解けない」
と思っている生徒さんも居ますが、すべてが応用問題であるわけではなく、
多くの問題は学校ワークのような基本・標準レベルまで理解できていれば同じ考え方で解くことができます。
また、これは私の主観ですが
進学校を目指す人ほど
「応用問題の練習が足りないから実力テストの点数が取れない、
早く入試の過去問に手を付けなければいけない」
と焦る生徒さんが多いように感じます。
ただ、そのような生徒さんに1・2年の時に使用していた学校のワークを解き進めてもらうと
すべてスラスラ解けるかといえば
決してそうではないのです。
躓く問題が必ず出てきます。
解けないものがあるのであれば、学校のワークはやはりやっておいた方がよいと言えます。
もちろん過去問を解くことは大切ですが、それは基本をしっかり固めた後の方がより効果的です。
基本が充実していない状態で応用問題に手を付けてしまうと、
小手先の受験テクニックを身につけるだけで満足してしまい、
本当の実力がつかず、
かえって点数が伸びないという結果になりやすいです。
また、基本がしっかり身についていない人は
県立高校入試本番で出題傾向が変わったときに
「練習と違う・・・」と動揺してしまい、
冷静に対応できない可能性が高いです。
基本を固める→過去問をたくさん解く!!
という流れを大事にすることで、自分で考える力が身についていき、
大きな力となります。
どんな問題にも臨機応変に対応する力をつけるためにも学校のワークを反復するなどして基本を充実させましょう。
(ところで・・・「1・2年生で使ってた学校のワーク持ってきてね」と言うと「探さないとありません・・・」と言われることがとても多いです・・・もしも紛失している人は今すぐ探してくださいね!実力テストに出る問題がたくさん載っていますよ!)
By.すず