2022年11月22日
今回のテーマは高校入試「学校ワーク活用法 社会編」です。
前回のコラムの中で、実力テスト対策では学校ワークがオススメと書きました。
今回はもっと具体的に、特に社会の勉強法を紹介していきます。
まずは、1年生・2年生で使っていた社会の学校ワークと、現在3年生で使っている学校ワークを準備してください。
(以前、ワークを紛失している生徒さんが意外と多いと書きました・・・実は紛失してたぞという人は、もう発見しましたか?笑)
学校のワークは、教科書とリンクしており、入試必須の語句がたくさん載っています。
最低でも3回、できれば7回解いてほしいのが本音です。
「3回も繰り返している暇なんてないよ!!」
と思った人も多いはずです。
たしかに、3回ともワークに掲載されている問題すべてを解いていれば膨大な時間がかかります。
ましてや7回繰り返すのはほぼ無理でしょう。
ほかの教科もやらなければいけないのですから。
では、どうやって進めていけば良いか、具体的に解説します。
大きな流れとしては
①ワークを流し読みする
②ワークを精読する
③答え部分を隠して実際に解く(そのとき、できなかったものは☆マークをつけていく)
④一通り解いたら、再び「答え部分を隠して解く」をもう一度繰り返す。ただし、解くのは☆マークを付けた問題だけ!!もう一度やってできなかったものはさらに☆マークを追加する
⑤再び一通り解いたら、三週目も☆マークを付けた問題だけ繰り返す。三週目は星が二つ並んでいる問題だけでOK。この時もできなかったものは、さらに☆マークを追加する
となります。
学校のワークを活用したい理由は、実力テストの問題とかなり被っているという理由のほかに、「すでに1年生、2年生で解いている」状態だからです。
(じつは解いてないページがあるんだよね~という人!!まずは解いてください!!社会が苦手すぎる人は、最低限、基本問題のページだけでも必ずやりましょう!)
それでは、ワークをすでに解いている(答えを書き込んでいる)という前提で、①のやり方から詳しく説明します。
①まずは、紙に書いたりせずにワークを流し読みします。
ワークの全体像を把握していきましょう。
問題を読んで、答えも見ていきます。
見ればすぐに思い出せるものも案外多いからです。
わからないところは飛ばしながら進めてOKです!
②つぎはワークを精読していきます。
精読とは、一問一問しっかり読んでいくことです。
何日間かかけて行いましょう。社会が得意な人は意外と早く終わるかもしれません。
1回目に読んだとき、苦手なところと得意なところをだいたい掴んでいると思います。
気になる部分は教科書を開いて読んでください。
このとき、社会が苦手すぎる人は基本問題(語句のところ)だけやっていきましょう。
範囲は広いですから、全部の重要語句に触れることを目標にしましょう。
③ここで初めて、紙とペンの登場です。
答えを紙で隠して、ノートに答えを書いていきましょう。
マルつけをして、出来なかったところに☆マークを付けていきましょう。
だらだらとやるのではなく、期限を作りましょう。
一度、期限を設けて本気で取り組んでみると、自分の勉強のペースが見え、
学習計画が立てやすくなるというメリットもあります。
④今度は、1回目の時に☆をつけた問題のみを解いていきます。これが重要です。
一度解けたものなら、少し時間が経っても解ける可能性が高いので、そうした問題は飛ばして、できなかったものだけやります。
時間を有効活用するためにも、☆マークを付けたところだけやっていきましょう。
また、2回目になってもできない問題はあるはずです。
できなかったものはさらに☆を追加でつけていきましょう。
⑤3回目、4回目も同様に☆がついているところだけやっていき、できなかった問題は☆マークをつけましょう。
これを実践すると、反復するごとに、だんだん短い時間でワークを反復できるようになっていきます。勉強時間の密度が上がっていくのを実感できるはずです。
浮いた時間をほかの科目の勉強に充てることができるようになっていきます!!
また、あまりにも時間がないときは
得意なページのみ書くのを省略して声に出して読むことに切り替えたり、
苦手ところはしっかり書いて解いたり・・・と、臨機応変に進めていきましょう。
また、☆マークをつけておくメリットは時間を有効活用できるという理由のほかにもう一つあります。
それは、「受験直前期に自分が勉強すべきところがわかる」
ということです。
受験直前期(1~2月頃)になると、多くの生徒さんが
「範囲が広すぎて家でどこを勉強すべきかわからない!」
という状態に陥ります。
そんなとき、私は「ワークに☆マークつけたところやろう!」とアドバイスします。
ひとり勉強は、「はじめはできなかったけど、できるようになった問題」を繰り返すのが基本です。
それは受験直前であっても変わらないです。
夏休みのうちにワークをしっかり解き、できなかったところに☆マークをつけておくことは、
受験直前期の自分へのプレゼントにもなるわけです。
受験勉強のやり方はいろんな人が提唱していて、どれを信じればよいのかわからないという人も多いと思います。
人によって状況はさまざまなので、一つのやり方に固執せず、良い部分をミックスして
取り組むのもアリだと思います。
勉強のやり方に迷ったら、ぜひKATEKYOへご相談ください。
教育相談は無料です。お待ちしております。
By.すず