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カテキヨースタッフより!

2022年11月19日

暗記について考える

英単語を覚えられない。
古文はどこから覚えればいいのか分からない。
社会や理科は覚えることが多すぎる。

今回は、そのような暗記に関する悩みについて考えてゆきます。

そもそも、人は何故「覚えられない」のでしょうか。
実は、これは個々人の能力の問題ではありません。
勿論、個人差はあるものの、「やり方が合っていない」ということが大きいのです。
そこで、以下に幾つかの「暗記のコツ」を紹介してゆきます。
是非、試してみて自分に合ったものを探してください。

1.耳は目よりも強し
暗記するとき、目で見て一生懸命ノート等に書き取りしてはいませんか?
それも決して悪くはありません。
しかし、実は目よりも耳で聞いたことの方が覚えやすいのです。
普段、ふと耳にした曲がやたらと頭に残っていることはありませんか?
(ちなみに、頭の中で同じ曲がリピートし続ける現象をディラン効果と言います)

これを上手く利用するには、「音読」が効果的です。
目で見て声を出し、耳で聞いてノートに書く。
単純な英単語や熟語などで試してみてください。

2.物語は忘れない
日本人で『桃太郎』を知らない人は、あまり居ないのではないでしょうか。
あるいは『浦島太郎』、『かぐや姫』など、他の物でも構いません。
幼少時、これらの物語を読んだり聞いたりした経験があるはずです。
直近に勉強した内容は忘れることも多いのに、何故古い記憶は忘れにくいのでしょうか。
これは、人の脳が「物語を忘れにくい」という特徴を持っているからです。
これを暗記に活かさなければ、勿体ない。
たとえば、歴史。
覚えられない人名や出来事から主人公、メインとなるテーマを決めてみてください。
そして、そこを中心にドラマを展開してゆくのです。

歴史以外にも人物やエピソード、地名等。
色々な分野で試してみてください。

3.限界を知れ
今日は3時間勉強しよう。
1日で100単語は覚えよう。
このような計画を立て、挫折することはありませんか?

これは無茶と言わざるを得ません。
人間はそれほど集中力が続かないし、一気にモノを覚えられないのです。
(勿論、一部の例外はいるでしょうが)
一般に人間の集中力は「2時間」が限度と言われています。
これを過ぎると、逆に効率は落ちるのです。
また、一気に覚えられる量も「3~5」が適量と言えます。
世界三大夜景や世界三大料理などのように、特に「3」は人にとってまとめやすい数字なのです。

英単語や熟語、各教科の用語等。
一気に覚える量は、中心となるモノに対して関連したものを3つか4つに絞ってみましょう。
きっと効率が上がるはずです。

以上、幾つかの「暗記のコツ」を紹介してきました。
今回、紙面の都合上、紹介できなかったコツもあります。
それらについては、また機会があれば紹介したいと思います。

文責 T

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