カテキヨースタッフより！

2024年4月5日

未来の先生、KATEKYO十和田でボランティア

4月になり一気に暖かくなってきましたね！
KATEKYO学院十和田校で講師をしております熊澤です。

先月、第一志望の大学(教育学部)に見事合格を果たしたKATEKYO十和田校の卒業生2人から｢小学生相手に、完全個別指導の講師体験がしてみたい｣との嬉しい申し出をいただきました。
これから大学に入学し、本格的な教育学や教科の専門性を高めるにあたり、実際に小学生相手に指導の機会を設けることは、お互いにとってとても有意義だと感じ、ありがたくボランティア指導の機会を設けさせていただきました。（小学生の親御さんに対しては、私の方から事情を説明し、ボランティアにご協力いただく了承を得ました）

ボランティア指導当日、緊張した面持ちで塾に足を運んでくれた高校生2人。
｢共通テストの時並みに緊張します｣との声も…笑
指導開始の1時間前、私の方から指導を担当してもらう小学生の理解度や特性、好きなものなどについて説明し、自分たちで算数の指導計画をたてるところからやってもらいました。
ついこの間まで微分・積分や三角関数などの高校の内容を勉強していた彼女ですので、小学生の教材を目にした時は懐かしさで目を輝かせていました。
その一方で、｢今の小学生はこんなに難しいこともやるんですね｣と内容の変化に驚く部分もあったようです。教科書の内容や指導すべき事項は時代に合わせて変化していきます。
塾講師にとって、各学年の教科書内容や指導範囲を把握することはとても重要なことです。
教材や教える内容の確認を済ませたら、いざ小学生を迎え指導開始です。

今回は小学1年生と3年生の女の子の指導をそれぞれ担当してもらいました。
最初はいきなり指導に入らず、自己紹介をしてから簡単なゲームやお絵かきでコミュニケーションをとる高校生達。さすが教育者を志しているだけあります。
本格的な算数の指導に入ると、時間配分や言葉の選び方で苦労している場面も見られました。それでも、説明の仕方を変えたり、図や色を用いて視覚的に理解を促したりと、小学生が納得できるまで一生懸命あれこれ試行錯誤する高校生達の姿に私は感銘を受けました。
完全個別のマンツーマン指導にマニュアルはありません。
むしろあってはいけないと思います。生徒個々の実態に応じ、教師側が様々な手法でアプローチし、その子に合った最適なものを提供する。今までKATEKYOの指導を受けてきた彼女らだからこそ、講師の立場になってもそれを徹底できたのかもしれませんね。

無事に６０分の指導を終え、ボランティア指導は大成功。
小学生達も｢お姉さん先生との勉強、楽しかった。またやってほしい｣とご満悦でした。
今回この企画を進めた私自身も１人の塾講師として、生徒に寄り添うことの大切さを改めて実感し、非常に充実した時間となりました。
ボランティア指導を担当してくれた高校生はじめ、ご協力いただいた小学生とその保護者の皆様、本当にありがとうございました。