2024年3月20日

春分の日について

皆さんこんにちは、青森県家庭教師協会・ＫＡＴＥＫＹＯ青森です。


３月２０日は春分の日ですが、国民の祝日のうち、春分の日と秋分の日は、実は具体的な日付が定まっていません。そして、春分の日の場合、その年によって3月20日だったり、21日だったりする。一体どっち？と思われる方も多いのではないでしょうか？

春分の日と秋分の日は、国立天文台が毎年の最初の官報で翌年の暦要項を発表しています。国立天文台は、日本の天文学を担う研究機関で、Webサイトなどで二十四節気および雑節について細かく計算し、日時を割り出した暦要項を公表していますので、一度ご覧になってはいかがでしょう。

地球は自転しながら、太陽の周りを回っており、1年の間にほぼ同じ日に同じ場所を通るのですが、その公転日数は正確にいうと365日ではなく365＋6時間程度かかり、毎年約6時間ずれていくため、春分の日の日付がずれることが起こるのです。

太陽黄経とは太陽の黄道における地球の位置を表す指標ですが、2024年の春分＝太陽黄経が0度になる日時は、3月20日の12時06分だということがわかり、太陽が春分点を通過した日が春分の日になるのは、今年は3月20日になります。参考として、夏至、秋分、冬至のそれぞれの太陽黄経は９０度、１８０度、２７０度になっています。

しかし、どこまでもずれ続けるのではなく、うるう年によってきちんと調整されています。ちなみに、今年2024年からは、うるう年を含む3年間は3月20日が春分日で、残りの1年が3月21日という組み合わせになります。よって、本来は年によって日付が変わるものと理解した方がいいかもしれませんね。日々の生活の中で、ふとした瞬間に抱いた疑問を、さまざまなツールを使い、調べる習慣をつけていきましょう。

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