2024年4月10日
皆さんこんにちは、青森県家庭教師協会・KATEKYO青森です。
高校時代の思い出話をさせてください。
某青森市内の高校に通うN君。学校には勉強というより「面白いこと」を学びにいく場所だと思っているナメた生徒だったため、高校2年の昼休みはもっぱらクラスメイトとトランプをして遊んでいました。
そのトランプゲームというのは、ババ抜きや大富豪ではなく、「ヨニンカン」というゲーム。
津軽発祥のトランプゲームで「ゴニンカン」というものがあります。
ルールは簡単に説明すると、毎ゲームランダムに2人VS3人のチームに分かれて、
絵札を取り合い、相手チームより多く絵札を取ったチームに得点を与え、それを何ゲームも繰り返し行い、一番点数が多かった人が勝ち、というゲームです。
今は開催されなくなってしまったようですが、五所川原市で世界大会が行われるくらいには歴史あるゲームです。
そんなマイナーなゲームをさらにマイナーにした4人で遊ぶ「ヨニンカン」に興じる我々は今振り返るとなかなかに際立った存在だったろうと思います。
一応、休み時間内で切り上げようと決めていたものの、白熱すると昼休みを過ぎてしまったことも。
ある日、ゲームが盛り上がり昼休みを過ぎても続けてしまい、次の授業担当の数学のK先生にバレてしまいました。
当然、トランプの持ち込みは禁止されているので、
「あなたたち、そのトランプは没収します」
と K先生はトランプの中から「スペードのA」1枚だけを持っていきました。
我々は数秒の沈黙のあと、気づきます。
「あ、このトランプセットではもう遊べないじゃん」
ババ抜きも大富豪もヨニンカンも、世の中のあらゆるトランプゲームでスペードのA
を使わないゲームはあるでしょうか?
我々は高校の残りの期間、そのK先生を崇拝して勉学に努めました。
K先生、ありがとう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
書いた人:青森東事務局 直井
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